有機資源を用いたリユースカップ「森のタンブラー」を活用し地域と連携した環境負荷低減の取り組みに力を入れているアサヒユウアス株式会社と協業し、蒜山高原に自生する茅(ススキ)を活用したタンブラーを製作しました。
茅(かや)はススキやイネ、ヨシなど茅葺きに使用する植物の総称です。茅は古くから屋根材や牛馬の飼料、田畑の肥料などに利用されてきましたが、現在は茅葺き建物の減少などにより暮らしの中で草を使うことが減り、全国的に草原が減少しています。茅を刈取り、草原を利用することで多様な里山(※参照)の生態系が維持できることもあり、真庭市では蒜山茅刈出荷組合と連携しながら草原の資源である茅の持続的な活用に取り組んでいます。
このタンブラーは蒜山高原に自生するススキを主原料に55%使用。使用用途を広げることで、茅をはじめとした草原の魅力を発信し価値を高め、自然環境維持や地域産業活性化に貢献することを目指します。
タンブラーの正面には建築家・隈研吾氏が設計したGREENable HIRUZEN内にある「サイクリングセンター」の装飾に使用されている茅のデザインモチーフを刻印。サイクリングセンターは茅を軒下や天井に活用しており、資源を生かし循環させる新時代の建築を体現する建物として注目されています。
※:里山は田畑や森、草原、ため池、水路など人里近くにある生活に結びついた自然の総称です。適度に人の手が入ることで生態系のつりあいがとれ、人にも自然にもいい環境が保たれてきました。蒜山高原では、古くから茅刈りや山焼きを行うことで、雑木の進入を防ぎ、植物の新芽の成長を促し、多様な動植物が生息する草原を保っています。近年茅葺きの建物が減り、飼料などとしての需要も減っていくなかで、蒜山の草原をはじめとした里山が荒廃しているという課題があります。
【商品説明】
素材:ススキ(55%)、ポリプロピレン(45%)
容量:475ml
耐熱性:110℃
取り扱い上の注意
・火のそばに置いたり、強い衝撃を与えないでください。
・電子レンジは使用できません。
・力が加わった状態で食洗器を使用されると変形する場合があります。
・飲み物を入れて長時間放置すると、色や香りが移ることがありますが、安全上に問題はありません。
・茅本来の匂いが閉じ込められておりますが、品質に問題はございません。
※数量2個以上お求めの際は、別途お問い合わせください。